l'oiseau bleuの石鹸を愛してくださる方へ


by aoitoriaoitori
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映画~小さな村の小さなダンサー~

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観てきました。
お友達に勧められて、原作「毛沢東のバレエダンサー」(邦題)は数ヶ月前に読み終えてました。
バレエ、という題名にもちろん惹かれて読み始めましたが、内容の半分くらいは、主人公「リー・ツンシン」の中国の田舎での幼少期のことがかかれています。
幼少期は全くバレエとは関係ないので、ここでは毛沢東の時代の中国がよく分かる内容になっています。

内容はご興味ある人が読むなり観るなりしてもらうとして、とにかく私自身が小学生~高校生の間くらいの、おとなりの国中国では、北京などのとかいはともかく、ちょっと田舎に行くとこんなガスも水道も電気も通っていない生活を、まるで日本の戦後のような生活をしていたの???という部分に、一番衝撃を受けました。

そのころの私って・・・
聖子ちゃんや明菜ちゃん、あんたはどっち派?とか、海外アーティストのコンサートいったり、アルバイトでお小遣い稼いだり、そんなおこずかいでたこ焼きやクレープ食べたり、映画観にいったりボーリング、娯楽がいっぱいあって、バブルがどんどん大きくなっていた時期・・・

あまりの違いに、あまりの時代錯誤に衝撃を受けました。

っていうか、毛沢東の時代って、すごーく昔々の話しだと、それこそ私の生まれる前の話しだと思っていたけれど、社会の時間に歴史を習いながら、隣でその歴史を現在進行形で進んでいたってこと?って思うと、本当にびっくりしてしまいます。

そして、中国人って、いろんな「真似しぃ」な所が良くクローズアップされたりして、ちょっとイメージ悪かったりしたのだけれど、リー・ツンシンが住んでいたような中国の田舎では、その時すでに日本では失われていた古き良き日本がそこにある、って感じで。

きょうだい愛、親子愛、ご近所交流、ものの考え方、貧しくても心はとても高潔な人々。
今テレビで見るような、「えっ?」って思う中国人て、資本主義の人種に対してだから、ああいう事が平気で出来てしまうってとこ、あるのかなって。
毛沢東時代の名残が、人々の中に色濃く残っているってことなのかなって。
本当の中国人は、今私が抱いているイメージとは、実は違うのかも?とまで思わせられました。


この原作と映画はちょっとおもしろい関係で、私所感ですが、原作と映画を見てやっと1になる、って感じです。
映画の内容、原作にはかかれてなかったことが満載です。
逆に原作の内容は、映画に全く描かれていない内容満載です。

あと、やっぱり映画は映像ですから、バレエシーンもたくさんあります。
特に、ドン・キホーテのパ・ド・ドゥのシーンは、バックグラウンドもあってウルウル感動でした。
リー・ツンシンのバジル(ドンキホーテでの男性役)、素晴らしかったです!!
(何度も拍手しそうになりました)


原作を読んだ時に、ぜひとも娘より息子に見せたい!と思った映画ですが。
ちょっと母が見せたいと思ったストーリーや、感じて欲しい!と思ったことが、映画にはあまり深く盛り込まれていなかったのは残念。

でも、バレエに全く興味のない息子が見ても、「おもしろかった」そうです。
最後、密かに彼はウルウルしてたことを私は知っている^^
もちろん私もなんですが。

いい映画なんですが、大阪では「シネ・リーブル梅田」(空中庭園のあるビル)でしかやっておらず、それもあまり長いこと上演されなさそうで・・・
良ければお早めにぜひご覧になって下さい☆
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by aoitoriaoitori | 2010-09-22 23:40 | chatter box