Grape (ぶどう)
2009年 09月 22日
紫の石けんに憧れて、何度か失敗しながら出来たこの石けん。
紫は、人口の色材を使用したものではなく、天然のものを使って出してます。
紫といえば、染物でも使われるのが「紫根(しこん)」。
その名の通り、根っこが紫なんですって。
この根っこを乾燥させて、アルコールなどで紫色を抽出して染材として使うそうです。
しかしこの紫根、漢方でもあるのです。
中国では内服もしますが、日本では外用薬として使われることが多く、昔から(江戸時代から)「紫雲膏(しうんこう)」という塗り薬の主成分として有名です。
紫色の軟膏、みたことないですか?
万能皮膚薬、といったところでしょうか。
アトピーにも効くといわれていますが、効果はさまざまです。
難しすぎる事は長くなるのでできるだけ省略しますが、この漢方植物は・・・温と冷のどちらかというと、冷の方で、皮膚の炎症の鎮静作用、抗炎症、やけど、凍傷、水泡、いぼなどの外用薬として使われるのだとか。
とまぁ、とても大層な漢方を贅沢にたくさん、オリーブオイルにかなーり長いこと漬け込んで染み出しました。
石けんにしたことで、どれほどの効用が残っているのかは分かりません。
何か肌に悪影響を与えるものになっていないことだけは確かでしょう(笑)。。
ぶどう、と題したものの、色だけではちょっと不十分。
なので、香りももちろん「グレープ」にしましたよ。
買ったばかりの未使用状態のせっけんを香ると、きついグレープの香りはしないかもしれませんが、お風呂で使っているとバスタイム、ぶどうに包まれるような甘く心地よい時間が過ごせます♪
そして、材料のオイルには「ぶどう」の石けんということで、やはり「グレープシードオイル」を使用。
このオイルで作る石鹸は、とてもさっぱりした石けんになるのです。
泡が少し軽い感じで、これまたフルーティな香りとの相性がよいです。
ご了承していただきたいのは、天然の色なので、超期間置いておくと色が褪せてきます。
石けんの使い心地が悪くなる事はまずありませんが(逆に良くなります)、お色目を楽しみたい方へは保存の注意が必要です。
お色目をできるだけ長く楽しむには、冷暗所での保存が好ましいです。
太陽の光は色の変色に拍車をかけてしまいます。
ご注意下さい。
この石けん、多分今だけの限定商品。
よほどのご要望がない限り、次は作らないかも?
(l’oiseau bleuの石けんには、時々「二度と作らない」石けん、ありますねゞ)
いやぁ、手間がかかるので^^ゞ
気になる方は、お早めにぃ~☆
よろしくお願いいたします。
by aoitoriaoitori
| 2009-09-22 23:35
| soaps